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マレーシア留学

マレーシア留学のデメリット

マレーシア留学のメリットに続き、今回は私なりに感じるデメリットをお伝えします。私はマレーシアに住んでいるので、もちろんメリットの方が多いですが、デメリットや不便さはあります。

•VISA問題-マレーシアに長期滞在するにはVISAが必要です。VISAの種類は色々ありますが、どのVISAを取得するのにも、手間や時間は必要になります。常に新しい情報を取得しておかないと、以前と同じはないのが現実です。そしてVISAを取得しても更新が必要になります。取得時と同じく手間や時間がかかるので、VISA問題は常に持っている人が多いと思います。

・現地採用では収入が少ない-マレーシアでは18歳以上の人はバイトなどを含めて収入を得る事が可能です。しかしVISAの種類によってはマレーシアでの収入は禁止になっているのでご注意を!!大学生では週20時間迄のバイトは可能ですが、時給RM20〜30(約¥660〜¥990)と日本に比べると安いです。時給RM30貰えるのは良い方になります。KLの正社員での最低賃金は現在月給RM1,800(約¥59.400)です。外国人がVISAを取得するのにはKLではRM7,000(約¥231.000)以上が必要となってきます。

・四季を感じることが出来ない-一年中一定の気候なので、全く四季を感じないので日本家族や友達と連絡を取っていても、あっ!そうか!となる事が多いです。例えば花粉症の季節だと、電話の向こうでは鼻声で喋っているので風邪でもひいた?と言ってしまいますが、花粉症だよ。と一言。マレーシアは花粉はないので花粉症の方にはオススメです。クリスマスも暖かいのでまだ日本人としては暖かいクリスマスに少し違和感があります。

・ヘイズ-大気汚染の一種である煙害や光の散乱度合を表しす指数など複数の意味があります。4月〜10月がヘイズの時期だと言われていますが、私は日本の秋頃9月、10月が1番ひどいと感じています。アレルギー体質を持っている方は特に注意が必要です。目が赤くなったり、喘息になったり、我が子は鼻血を毎日出していたので、薬を服用していました。ヘイズは南西モンスーンにより流れて来るので、シンガポールやマレーシア南部が特にひどいと思います。我が子はKLの学校に転校してからはヘイズに悩まされてなくなりました。ヘイズの指数が高くなると屋外での活動が禁止なる学校が場所によって発生します。以前通っていた学校では約1か月は外遊びなし、プールの授業もなし、屋外での体育はないなど、子ども達はとても可哀想な思いをしていました。

・公衆トイレが汚い-マレーシアではトイレの横にシャワーの様なホースが付いており、トイレットペーパーを使用しない人がいます。ですので床や便座が濡れている事がほとんどです。私は基本的にはトイレを済ませて外出する様に心がけていますが、トイレトレーニング中のお子さまがいる方は非常に大変です。衛生面も考えると、外出の際にトレーニングパンツでは…とついついオムツを使用したくなります。KLやモール内のトイレではトイレットペーパーが備え付けられている所が多いですが、郊外などまだまだトイレットペーパーが備え付けられていない所も多いので、流せるティッシュをいつも持ち歩かなければなりません。

参考までに、我が家のトイレにもこの様なホースが付いています。普段掃除で使用はしますが、トイレでは使用しません。我が家はウォシュレットを設置しました。

・虫が多い-日本でも田舎暮らしに慣れている方だと問題ないかも知れないですが、虫は多いです。私たちが住んでいるエリアは各コンドや学校毎にペストコントロールという白い煙で虫を退治する薬の散布を定期的に行われているので、蚊にさされる事もそんなに多くないですが、少し離れたり自然が豊富な場所は虫や生き物が多いです。虫除け対策は必須です。そして我が家ではヤモリがバルコニーに時々現れて怖いので、ヤモリ避けを設置しています。コンドによってはゴキブリやネズミも多い様で、家にペストコントロールを半年に一度入れているご家庭もあります。ゴルフ場ではラウンド中にオオトカゲが現れる事もよくあります。ラフにボールが行ってしまった時は気をつけて下さい。かなりビックリします。

ラフでなくてもフェアウェイを悠々と移動もしています。笑

・作業や時間にルーズ-日本よりも作業や時間に細かくないです。メリットでも書いた様に慣れてきた私は問題はないですが、スケジュールがとにかく立てにくいので、1日1つ2つの予定で終わってしまうことも。家の修理に来た作業員は、汚れた素足で入って来て、修理を終えるとゴミなど捨てず、掃除もせずに帰ってしまいます。彼らは自分が求められた仕事がだけやったら終わり、という考えなのでしょう。なのでその後は掃除から始めないといけないので、他の予定は入れる事が出来ません。何を修理しても日本には全く勝てないですね。適当か!と言いたくなる事が多々あります。ダメだったらまた連絡して!と帰って行くので、きちんと直したい気持ちはあるのだろうが…

・衛生面の課題-一年中暖かい国ですので、特に衛生面には気をつけないといけないです。生ゴミも一晩置いているだけで悪臭が漂ってしまったり、晩御飯のお味噌汁が昼前にはカビていたり… あとは水道水は日本以外の国はほぼ飲めないので、洗い物ひとつ注意し、まな板は毎回熱湯をかけ消毒したり、キッチンハイターを使用しています。その為、日本より料理を作るのにも時間と手間が必要になります。

・インフラの課題-マレーシアには電車やモノレールがあるものの、利用できる場所は限定的です。ですので車がないと非常に不便です。私は日本にいる時から毎日車を使用しており問題なくマレーシアでも運転出来ていますが、車の運転が苦手な方や交通量が多い場所では運転経験がない方には至難です。バイクが多いので右や左からいつ出て来るか分からないので、毎回運転には気が抜けません。Grabを利用するのも便利ですが、少し田舎に行くとGrabが捕まらないなど、問題はあります。そして水道が時々止まり断水も。私の住んでいるコンドでは案内が届き断水を知らせてくれますが、非常に困ります。水道代は安くて有難いですが…もうすこし料金上げてしっかりしてもらえたら。と思ってしまいます。

・買い物に注意-KLCCなど一部都市部では犯罪や誘拐があると言われています。私はまだ聞いた事はないですが、時々マレーシアのニュースに出ているみたいです。誘拐はまだ聞いた事はないですが、絶対に子どもから目を離さないでと言われます。そして学校もセカンダリー(日本では中学生位)までの子どもは保護者の送迎又はスクールバスを利用しなければなりません。1番私自身問題と感じているのは、家電や電池、文具なども全てきちんと使用できるか確認してから購入、退店しなければならない事です。レシートの保管は勿論必須ですが、ポット1つ電源が入るかその場で確認してから購入します。電池も使えるかレジで試してもらいます。日本では経験が無かった事なので初めはビックリしましたが、それをやらないと使えない物が多くて、何度も店に足を運ぶのに疲れてしまうので、今はしっかり試してから購入する様にしています。大型電化製品など配達で届く物を購入する際は、担当者とWhatsappで連絡先を交換しておき、問題があった時にすぐに対処してもらえる様に準備しておく事が大切です。

・英語が通じない人もいる/訛りがある-Grabタクシーの一部運転手さんや、屋台の人、修理や配達の作業員さんなど、英語が通じない人もいます。私は初めてマレーシアに来た時に大型家電やベットマットレスなどを購入し配達してもらった時や、修理に来た人に英語が通じなく非常に困りました。今はマレーシア人スタッフがいるので、配達の時や修理の際は念のため立ち会ってもらっています。不便さを経験したことからHAMA KIDS ASIAではこういった問題が起こった時にも対処できる様にサポートを提供しています。中には少し話せる方もいますが多くはないです。そしてマレーシアの特有の訛りもあります。3歳の我が子も、うん!やYes!を使わずyhaaと言ったりしているので、マレーシア英語も入ってるなと感じますが、学校では全てネイティブの先生の授業を受けているので、問題はないと感じています。しかし私の英語がマレーシア英語になってきている様に感じます。文を省略したり文法を正しく使えなくても通じてしまう部分があるので、ネイティブのママさんと会話する様に心がけています。

・薬-大人の錠剤は問題なく処方された物で効果もあり服用できます。私にとって問題は子どもの薬です。日本の様にオレンジ味にコーティングして味付けした薬などはないです。シロップだとたまに甘くて飲んでくれる物はありますが、気管拡張ひとつ全て飲み薬でテープや家庭用のコンパクトな吸入器もないです。抗生剤は錠剤を擦り潰した様な粉が瓶に入っており、そこに決められた量の水を入れ、それを振って溶かしてスポイドで決められた量を吸い上げて飲ませます。片栗粉の様なネトっとした状態で味も苦いので、小さな子どもに薬を飲ませるのがとても大変です。薬を飲んでくれるアイテムがあると便利です。

医療費-日本の国民保険や社会保険の様なシステムはマレーシアにはないです。入院保険など一部を負担してくれる物はありますが、後で返金される形が多いので手間はかかります。一部の海外保険等は診察も保険が適用される物もありますが、保険料が高額です。しかしクリニックが保険対応してくれて精算が楽な点もあります。保険なしで例えば日本語対応のクリニックで診察、採血をした場合、薬代込でRM300前後、私立病院でレントゲン、診察をしてRM400前後です。凄く高いとまではいかないですが、回数が多くなると大きな出費になります。日本で処方された薬を持って来ることは可能ですが、処方箋を英語で出してもらい一緒に持ち込む事が必要です。少しの薬だと問題なく持って入れますが、念には念を…

・銀行からの振込み-メリットのに書くのを忘れていましたが、マレーシアで口座開設出来ると全てアプリで送金でき、何と手数料は0です!それはとても便利ですが。。。振込み額の上限が低いです。法人のアカウントからは個人アカウントよりも上限額は高いですが、個人で上限を上げても振込み出来なかったりと、銀行のストレスが非常に大きいです。特に我が家は子どもが多く学費が高額になるなので、日本から送金するとかなり高い手数料が取られてしまうので、マレーシア個人口座から振込んでいますが、アプリは使用出来ず窓口での対応が必要になります。そして窓口に行くと大変です。私の口座開設している銀行では、手書きで振込み用紙の記入から始まります。書く内容がとても多いです。そして書き終わってチェックされると番号が配布され呼ばれるまで待機です。長い時は2時間程待たされます。やっと呼ばれたと窓口へ向かうと、まずどこから得たお金か?の質問から始まり、仕事の内容など聞かれ、VISAのコピー、会社の名刺、学校からの請求書のコピーを提出し、完了かと家に戻ると電話がかかってきて、本人確認、金額確認があり、送金完了になります。1つでも書き漏れがあると再度窓口へ…1回目の時に言ってよ!と文句言いたくなってしまいます。日本に比べて非常に銀行問題が大きいです。何度か小分けで振り込んでいる方もいますが、我が家は小分けにすると何日かかるか分からないので、窓口に行きます。

またまた字数が多くなってしまいましたが、私が感じているデメリットです。のんびりした環境で子どもは伸び伸び成長してくれているので、私はデメリットも感じながらでも、とても楽しいマレーシア生活を過ごしています。是非参考にして頂ければと思います。